本書の内容
私は10 数年間、株式会社新技術開発センター、社団法人愛知県経営科学協会、企業講座の技術士受験講座講師として、様ざまな部門・分野の受講生を指導し、毎年50 名を超える合格者を輩出し続けてきました。これらの講座受講生で私が担当させていただいたゼミナールを総称して“匠-塾”と呼んでいます。したがって、匠-塾の卒業生は北海道から沖縄に至るまで全国にいらっしゃいます。
2007 年(平成19 年度)に技術士試験制度が再度改正され、2 年が経過し、問題の傾向が見えてきたため第二版の改訂に踏み切りました。
“匠-塾”から技術士として羽ばたいていただいた方の受験部門は“機械部門(鉄道車両及び自動車)、電気電子部門(発送配変電、情報通信、電気設備)、化学部門(セラミックス及び無機化学製品、高分子製品、化学装置及び設備)、建設部門(全分野)、上下水道部門(全分野)、衛生工学部門(廃棄物処理、空気調和施設)、農業部門(農業土木、農村環境)、経営工学部門(生産管理)、情報工学部門(情報システム、ソフトウェア)、応用理学部門(地質)、環境部門(全分野)”に及びます。中には、建設部門の講師が他部門の指導などできるはずがないと思われ、当初は不安を抱かれた方も多いと思います。
なぜ、建設部門(建設環境)の登録しかしていない私に、このような離れ業ができるのでしょうか? それは“技術士の合否判定基準”が全部門・分野とも共通しているからに他なりません。もし、部門・分野によって合否判定基準が異なっているとすると、国家資格である「技術士制度」が根本から揺らいでしまうことになります。
本書は、私の指導の下に合格していただいた多くの技術士諸氏の論文と、指導の妥当性を確認しながら皆様を最短のルートで技術士に導くためのバイブルです。皆様が受験しようと考えている部門・分野に限らず、他の部門・分野の各論文にも目を通していただいたとき、「合格の秘訣」が見えてくるはずです。
巷で出版されている“技術士第二次試験対策書籍”はあまたありますが、その多くはグループで執筆しているため、多くの技術士の意見が入ることにより、最終結論(突破口)に至らないものが散見しています。そこで、この著書は“技術士メーカー”と自負している私の意見だけで編集してみました。実際の合格論文や、合格体験記を参考に、今年こそは技術士になれるよう、私とともに“合格街道”を歩んでいきましょう。
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目 次
- 新技術士試験制度
- 技術士第二次試験(総合技術監理部門を除く)はどのように変わったのか?
- 学習のスケジュール
- 私の場合
- 不純な動機(井の中の蛙)
- 受験の動機、そして「お帰りください」
- 禁断の生活
- 「忙しい」という逃げ口実の言葉を発した時点で負け
- 最初の添削論文は“真っ赤で0点”
- 朝4時から夜2時半へ
- 妻の協力
- 怖いおじさん
- あなどれない一般論文・専門論文
- 7月はタイム・トライアル
- 本試験前1週間は休憩
- いざ出陣!
- 午後問題(魔の3時半、アドレナリン放出の4時)
- 筆記試験発表日
- 口頭試験用の学習
- 12 月6 日、東京渋谷道玄坂(フォーラムエイト)
- 12 月7 日、緊急手術
- 合格発表
- 受験申込書
- なぜ受験申込書の記述は重要なのか?
- 業務経歴の記入例
- 専門論文
- 平成19年度試験から専門論文はどう変わったのか?
- 専門論文の構成
- 最もなめてかかる専門論文
- まずは過去問題の分析
- 変化球
- トランプ方式
- 専門論文の暗記はご法度
- 図も必要な専門論文
- 合格論文紹介
- 一般論文
- 平成19年度試験から一般論文はどう変わったのか?
- キーワードは白書
- あなたの意見
- これまでの社会的背景と過去問題の分析
- 具体策を書くこと!
- 論文構成(私ならこう書く)
- 合格論文紹介
- 技術的体験論文
- 平成19年度試験から技術的体験論文はどう変わったのか?
- テーマの選定(大学卒業後、現在の立場に至るまでの「棚卸し表」を作成する)
- 受験申込書の記述(受験申込書は技術的体験論文のテーマが決定した後に作成する)
- 技術的体験論文の作成(まずは、「案ずるより産むが易し」です。まず3,000文字を書き上げて見ましょう)
- 技術的体験論文の構成
- 合格する論文とは「奥様」が理 解できる論文!
- 技術的体験論文とは自分が主人公の「プロジェクト]の脚本」を作成すること!
- 合格論文紹介
- 図表を含めた3,000字以内でA4用紙2枚以内の記述例
- 論文作法
- タイトル・サブタイトルにはアンダーラインor 0.7mm
- 主語なし文
- ねじれ文(=意味不明文)
- 図・表・数式の書き方
- 黒い文
- 語尾変化
- フレーズ変化
- あいまい表現
- タブー表現(受身形の利用)
- 口頭試験
- 平成19年度試験から口頭試験はどう変わったのか?
- 試験に際し注意すべき内容
- 口頭試験本番
- 具体的質問例
■技術士法 技術士倫理要綱
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