PROENGINEERは、キャリアアップをめざすエンジニアの方々に役立つ情報を提供する
サイトです。
TEL 03-5276-9033 FAX 03-5276-9034
info@proengineer.jp
技術士・技術士補受験対策書籍出版 
新技術開発センター 
PROENGINEER 書籍 リンク 会社案内 買い物カゴ


ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー
実務標準−第2版−


- - - - -
ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー実務標準−第2版− - 書籍名 ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー
実務標準−第2版−
編著 Project Management Institute 著
PMI東京支部監訳
定価 3,800円(税込)+送料
体裁 A4判 約110頁
目次 ページ下部に記載
     

第2版のまえがき

2003年4月,本書改訂チーム結成当初にこれほどのレベルの改訂ができるとは想定していなかった。改訂プロジェクト開始に当たって,メンバーにはプロジェクト憲章,第1版の目次,発行当初から読者や現場のPMから寄せられた450近いコメントが配布された。
当初改訂プロジェクトはそれほど困難なものだとは考えていなかったが,プロジェクト進行方法の検討には思いのほか膨大な時間を費やした。当時本標準は既に,プロジェクトマネジメント・コミュニティの中でPMBOKと双璧と言える重要な位置づけになっていたため,どんな些細な修正でさえ慎重に取り扱わざるを得なかったのである。
プロジェクト・チームは,このことを念頭におき今日WBSが多様な業界でどのように利用されているかを明らかにするべく一連の議論,発表,インタビューを設定した。その成果としてWBSの実務における活用の実態が本書および付属のCD-ROMにまとめられたのである。
約5年前本書の第1版開発当時,インターネット,CD-ROM,DVD,インスタントメッセージ,各種無線技術などITの急激な進歩があった。そういった背景から,改訂チームは今後本書がどのような形態で現場のプロジェクト・マネジャーに読まれるようになるかを検討した。
このような検討の結果,当初容易に実現できると思っていたことが,実際には非常に複雑かつ困難であることが分かった。実務における現状のWBS適用例の増加だけでなく,まったく新しい適用分野の拡がりについても紹介するような要望が出された。そのような要望に応えるため,第2版は紙媒体だけでなくCD-ROMでも配布されることになった。
第1版発行以来,内容について詳細かつ広い観点でのコメントがたくさんあった。中には,多種多様な事例,チェックリスト,実務支援ツール,参考文献など具体的なリクエストも含まれる。本書は,業界での実務標準の適用を正確に反映する一方で,これらのコメントに対応できるよう慎重に進められた。また今回,高品質なWBS作成の秘訣,および現場でのWBS活用について大幅に加筆した。さらにチェックリスト,質問,各章の例を見直した上で付録に個別に掲載し,実務支援ツールやWBS作成ガイドとして活用しやすくしている。
本書は,WBSの初期の作成,その後の修正,そして活用方法についてのガイドを示すもので,具体的なハウツーを指向したマニュアルではない。本書は,あらゆるプロジェクトまたはプログラムのマネジメントに参加,あるいは興味を持つプロジェクト・マネジャー,メンバー,契約スタッフなどを対象にしている。本書を利用する上でプロジェクトの多様性を認識し,それに応じて作られるWBSも異なることを知るべきである。とはいえ,普遍的な原則が存在し本書ではそれを指摘する。
本書はPMBOK(R)ガイド第3版に準拠しているが,それ以外にも一般に受入れられている情報ソースを参考にしている。PMI標準化委員会は,WBS実務標準の定期的改訂を予定している。お気づきの点があればご意見をいただきたい。以下に本書の構成を示す。



[ この書籍を購入する ]
※ お申込み受付後、3営業日以内に発送いたします。
※ 書籍と一緒にお送りするご請求書でお支払いください。
※ お客様のご都合による、返品・キャンセルは一切お受けできません。

目次

図書一覧

第2版のまえがき

第1章−序論

1.1 本章の概要
1.2 概念
1.3 目的

第2章−WBSの定義

2.1 本章の概要
2.2 標準用語
2.3 概念
2.4 100%ルール
2.5 自転車組立てのWBS
2.6 WBSの表現形式
2.7 本章のまとめ

第3章−WBSの意義

3.1 本章の概要
3.2 プロジェクトマネジメント・プロセスとの統合
3.3 他ツールとの関係
3.4 WBSの統合と他標準での利用
3.5 本章のまとめ

第4章−WBSの品質

4.1 本章の概要
4.2 品質原則1
4.3 品質原則2
4.4 高品質WBSの例
4.5 問題診断チェックリスト
4.6 本章のまとめ

第5章−WBS作成上の注意

5.1 本章の概要
5.2 作成準備
5.3 一般的な留意事項
5.4 重要な判断
5.5 WBS品質の評価
5.6 WBSの利用範囲
5.7 プログラム(ポートフォリオ)マネジメント用のWBS
5.8 本章のまとめ

付録A−PMI実務標準ガイドライン
付録B−本書開発の経緯
付録C−改訂プロジェクト・メンバー
付録D−自転車組立プロジェクト
付録E−油田・ガス・石油採掘プラント建設プロジェクト8
付録F−環境改善プロジェクト
付録G−プロセス改善プロジェクト
付録H−創薬プロジェクト
付録I−プロセス・プラント建設プロジェクト
付録J−サービス・アウトソーシング・プロジェクト
付録K−Webサイト開発プロジェクト
付録L−通信システム開発プロジェクト
付録M−石油精製プラントにおける設備交換プロジェクト
付録N−公共事業における設計・調達・施工プロジェクト
付録O−ソフトウェア実装プロジェクト
付録P−コンクリート・カヌー開発プレジェクト

参考文献

用語集

訳者あとがき

図書一覧

1章〜5章

図2-1 自転車WBSの例
図2-2 注釈付き自転車WBS
図2-3 WBSの例
図2-4 WBSの表示形式の比較
表3-1 プロジェクトマネジメント・プロセス
図4-1 注釈つき高品質WBSの例
表5-1 WBS作成手法
図5-1 WBSの使用範囲

付録

表D-1 階層構造
表D-2 表形式1
表D-3 表形式2
図D-1 ツリー形式1
図D-2 ツリー形式2
図D-3 ツリー形式3
図D-4 水平ツリー形式
図D-5 放射状ツリー形式1
図D-6 放射状ツリー形式2
表D-4 WBS辞書
図D-7 WBS辞書
図F-1 水平ツリー構造
表G-1 プロセス改善WBSの例
図K-1 縦長水平展開形式
図K-2 横長形式
図L-1 トップダウン・ツリー形式
図O-1 ソフトウェア実装プロジェクト
図P-1 水平展開ツリー形式WBSの例


株式会社 新技術開発センター
〒102-0082 東京都千代田区一番町17−2 一番町ビル3F
TEL 03-5276-9033 FAX 03-5276-9034
e-mail: